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瀋陽故宮概要
瀋陽明清方城の中心部に位置する瀋陽故宮は、6万平方メートルの面積を占め、500室以上からなる114棟の清代の建物が現存しています。建設時期と造りに基づき、建物全体は東側、中央、西側の3つの部分に分かれています。東側には、主にヌルハチが都を瀋陽に定めた時期に建てられた大政殿や十王亭、中央には、清代初期の「大内宮闕」や、都を北京に定めた後に増築された行宮や盛京太廟、西側には、乾隆年間に増築された文溯閣や舞台があります。すべての建物の建設には160年近くかかり、それぞれの時代の特徴が示されています。
瀋陽故宮は、満州の伝統文化が豊かなで、漢族、満族、モンゴル族やチベット族の建物に見られる要素が点在し、宮殿の建物と地元の一般住宅の特徴を示し、清が都を北京に定めるまでの宮殿の最高技術と芸術的成果を表しており、非常に高い歴史的価値、芸術的価値と科学的価値があります。瀋陽故宮は、1961年に国務院によって最初の「国家重点文物保護単位」の一つに指定され、2004年に「世界遺産リスト」に登録され、2017年には、瀋陽故宮博物院は国家一級博物館となりました。